敵か味方かカウボーイ。
こんにちは。11月も終盤です。さきほど仙台でも初雪がちらついてましたー。早いですね今年は。とても寒いです。
今年もあと1か月ちょっと。やまにヒグラシ堂もあと1か月ちょっと。
よろしくお願いしますね(^^)
人は必ず，何かに所属しています。自動的に。意識的にも。
同時に複数の何かに所属しています。家族，学校，部活，サークル，会社…
そして特に何の疑いもなく，ごく自然に，当たり前のように，自分の所属の範囲を味方とみなし，それ以外はなんとなく敵のようになってしまいます。さらに，その所属の範囲が狭い方をより強固な味方と認識しますよね。
夏の高校野球でも，まずは母校を応援し，敗退すれば自分の出身県の代表を応援し，そこも敗退すれば出身県に物理的により近い県の代表を応援し。。となります。U-18の日本代表が決まれば今度は日本を応援するのです。
プロスポーツも，特に理由がなければより近くの球団やチームを応援したくなります。世界大会ではやはり日本が勝ってほしいと願います。
学校だって，まずは自分の所属するクラスがよくあって欲しい。他のクラスには負けたくない。他校と何かを競う時にはやはり自分の所属する学校全体がよくあって欲しい。
会社だってそう。他社と競合しながらも，社内において他の部署よりも良い成績を収めたい。部署内でも他の課やチームよりもよくありたい。
こういった感情は，とても自然で，何も意識しなくても勝手に湧き上がってきます。私は勝ち負けには拘らない，競争は避けたい，と強く思っていたとしても，心のどこかでは，応援したいどちらか，勝ってほしいどちらかが決まっていたりするのではないかなと思います。
勝つとか負けるとか，競うとか争うとか，そういった概念がもともとなければ。と思ったりもしますがそれはどんな世界だろう。人類がここまで発展することはなかったかも知れません。今日のように発展してきた世界がいいのか悪いのかは別として，勝ち負けの存在する競争というものがもたらしたものは大きいでしょう。
ずっと前に読んだキングコング西野さんの本に書いてあったタモリさんの話が印象的でした。
この世から戦争が無くならない理由です。
それは，ラブ＆ピースのラブがあるからだそうです。LOVEさえ無ければPEACEだと。つまり人の中には「好き」という感情があるから戦争は起こる。好きなものを他人から奪いたくなる。逆に好きなものを奪われたら憎しみが生まれる。それが別に好きなものではなかったら，奪われたって憎しみも生まれないし，攻撃しようとも思わないのだと。だけど，「好き」のない世界というのも，つまらない。どうしたもんかね，という話です。
なるほどー。
好き，ねぇ。。こればかりは，確かにどうしようもないかもしれません。好きの理由をいくら考えたって頭では分からないことが多々ある。好きなものは好きなのだ。好きだから，好きなのだ。好きだから好きなんて，全く意味不明だけど，全く意味不明じゃないですよね？笑
人は一目惚れをしちゃう生き物です。
戦争が無くなればいいなーなんて，日本に住んでると当たり前のように軽々しく言っちゃうけれど，それは現地の人や当事者の心の中を無視した考えなのかもしれないな。
きっと，戦争をしたくてしてるのではないのかも知れない。できれば殺したくないのかも知れない。
だけど，大切なものを奪われたから。好きな人を奪われたから。そうなれば相手は敵以外の何者でもないし，憎しみが生まれる。
自分自身のことを考えて想像してみても，もし家族や子ども，愛する恋人などが殺されたりしたら，その犯人をこの手で殺めたいという感情になるかもな，と思います。もしそんなことになったら，殺人は絶対にしない，なんて言い切れる自信はありません。。
こないだ，殺人が多く絡む系のミステリー小説をパラパラ読み始めたら，怖いとか気持ちわるーとか思いながらもどんどん読み進めたくなる衝動に駆られて焦った。自分の中にはこんな感情が内在するのかと。
そういった類の映画なんかも，どうしてか最後まで興味深々で観たくなる。
僕はまだやったことがないが銃撃戦のオンラインゲームなんかは世界中で大流行しているらしい。
どうやら人間の中には，理性で抑えられる範囲の，そういった感情が存在するらしい。戦いたい。勝ちたい。殺したい。
そりゃそうだ。人の中にはもともと「好き」があるんだもの。
理性で抑えられなかった人は犯罪者になる。こないだの座間市9遺体の事件みたいに。
ありえない！とすぐ思っちゃうけれど，本当にそうか？？
確かに抑えられずに行動しちゃうことはまず，ありえない。
だけど特定の誰かを殺したい感情，本当にありえない？？ないですか？あなたの中にも。
そして，どうしてこんな話になっちゃったんだろう(‘;’)(゜o゜)(´；ω；`)|ω･)
敵かな？味方かな？？