こんにちは!

広島で大規模な土砂崩れがあって甚大な被害が出ているようです。

人間の力ではどうにもならない自然の猛威が常に世界中を脅かしていて,これからもいつもどこかで災害は起こり続けるでしょう。

我々人間はどうしてか,自分とは関係のない人や,家族が暮らす場所ではないところ,遠く離れたところのことを,関心は示しても本当に心から心配したり心から祈ったりということがなかなかできません。もちろんできる人も居ますし,実際に行動にうつす人も沢山います。

こんなに狭い日本でさえ,東の人は西のことを,西の人は東のことを,「知らないどこか」「遠いところ」と思ってしまいがちです。

明日は我が身かも知れないのに。

なくなったものは帰ってきませんし,知らない人のことを強く思うなんて簡単にできることではありません。

でも,こんなときに何ができるかといえば,テレビで見ているその事実を,ただ漠然と見るのではなく,遠いどこかのこととして見るのではなく,もっともっと近くに感じるということはできます。自分が同じように被害にあっていると想像してみることはできます。

今回の災害で実際に小さな子どもやお年寄りも亡くなりましたし,家が無くなった人も沢山います。

もし自分の子どもだったら…

自分の家族だったら…

自分の家だったら…

本気で思えば,今の自分を取りまく環境や人に対して,もっと優しくなれる気がします。当たり前だと思っている物や人の大切さを再確認できる気がします。

無駄な夫婦喧嘩も減るかもしれません。

もちろん,それによって被災地に直接何かができる,というわけではありません。

だけど,多くの人がそうやって優しくなれたら,大切な何かに気付けたら,確実に日本の,世界のテンションは大きく変わることと思います。

もしかしたら戦争だってなくなるかもしれません。本当にそう思います。

 

人の痛みをどれだけ自分の痛みとして感じられるか。

それがきっと強さというものです。

人に何かを与えたとき,どうしても無意識に何か見返りを求めてしまいます。

無償の愛というものを,自分の子ども以外の誰かにも与えられるようになりたいなと思います。

 

甲子園の高校野球の応援にも力が入る日々ですね。

自分たちのチームや応援しているチームがリードしているときなんかは,相手の痛みなど忘れて,「いいぞー!もっとやれー!!」などとどうしても思ってしまいがちですが,常に相手を思いやり,敬意を表し,その上で全力で勝負しているチームこそ,本当に強いチームだと思います。

勝ち進んでいるチームはやはりそういうチームが多いようにみえます。試合中の態度や試合後のインタビューがとても謙虚。

今日は朝の試合で東北勢の青森が勝ってもちろん嬉しいですが,星稜高校のあの笑顔には完全にやられましたね(´・ω・`)

星稜高校はテーマに「必勝」ではなく「必笑」を掲げていたそうです。