触れる。
こんにちは。
なんだかまだちょっと寒いですねぇ。来週はもう4月なのに。
ペトロールズのトリビュート,最高すぎて毎日聴いてます。いいわぁ*
3月。卒業とか,異動とか,退職とか。いろいろ別れの時期ですね。そしてまたすぐに出会いの季節が巡ってくる。
人間同士が互いに生きていることを確認できること。目が合ったり,言葉を交わすことが出来たり。
だけどせっかく「この世」という物質界に存在していて,肉体という物質を携えているのだから,「触れる」というのは格別な行為だ。そして感じられる体温は,何よりも,生きていることの証明だ。
死んだ肉体は,冷たい。
肉体すら存在しなくなったら,もはや触れることもできない。
欧米人などのように,普通の挨拶の中に,ハグも含まれていたなら本当に良かったのに,と思う。
そんな風になっていきたいなと思うし,そうできる状況や相手の時は,極力そうしている。笑
だけどとてもじゃないけど日本では気軽にそんな風にできない相手の場合が多々ある。
上司だったり,仲は良いけど仕事の付き合いの異性だったり。
でも今日この場で別れてしまったのなら,この先の人生の中でもう二度と会うことはないかもしれないな,と感じてしまうさよならが,なんと多いことか!
職場でも学校でも,まぁ何でもいいんだけど,この人には本当にお世話になったし,とか,この人と話している時間が本当に好きだったなと思うと,別れの日には体に触れておきたくなる。もう会えないかも知れないのだ。
でもすごく目上の上司だったり,ハグなんてしたらひかれてしまいそうな人のとき。そんな時に本当に便利な行為が,握手だ。
握手だったら,日本でもすごく自然だし,そうそう断る人もいない。そしてしっかりと触れられる。
だからそんな別れが訪れてしまったときには,握手を求めることにしている。
そうして握手をしていて気付いたことがある。
情熱的な人,生き生きしている人,何かに向かって突き進んでいる人,そんな類の人は,手を握り返してくる力が尋常じゃない。というか,痛い。
痛いけれど,たまらなく嬉しい。
ガシッとね。ガシッと。
その一瞬の触れ合いだけですごくたくさんの会話を一気に交わせたような,そんな感じだ。
その会話の中には,「また会おう!」っていう言葉も絶対入っている。
だから僕も,誰かに握手を求められたときには,相手よりも強い力で握り返してやろうとこの頃は意識している。
もう会えないかも知れないから触れておきたいのだとずっと思ってたけど,本当は,また会いたいから強く握手するのかもな。
きっとそうだな。
そうやって握手した方が,また会える確率が2000倍くらいになりそうだしな。
ハグとかキスが日本でも普通の挨拶になるまでは,握手しまくるべきですね,皆さん!
ずっと前に東京に行ったとき,千原ジュニアさんにばったり遭遇して,咄嗟に素人魂全開で「あ,握手してください!」なんて言っちゃったけど,彼の握手はとても紳士的で,そして力強かった。。
一瞬で,ファンになりました。笑