風が,吹いたんです。
こんにちは。
今日の仙台はいい感じの秋晴れ。穏やかです。
近くの東照宮では宮町秋まつりが行われていて,人もたくさんで賑わってました。いいです。
最近は多部未華子という女優がマイブームでございます。
「ピース オブ ケイク」という映画を観ました。
邦画はつまらないなどとよく耳にします。なんとなくその感じも分かりますが,僕は好きです,邦画。
日本の,というか自分の日常の感じに近ければ近いほど,好き。
古いアパートとか,公園とか,近所の小さな夏まつりとか,商店街とかが出てくるやつがいい。
すみませんね,ロマンチスト兼タソ・ガレ男ですからね僕は!
東京やその他の街の,実際に知っている地名が出てきたりするのもいい。
劇的な展開やラストシーンは無いのかも,と薄々感じながら観るのも,いい。
どこにでもありそうな,日常の感じ。そこに生きる人を,役者として演じる事が出来るって,なんかすごいと思う。
ただ素でいればいいだけじゃない。限りなく素をみせているかのような,演技をするのって,なんかすごい。
観ている側が,画面の中の人たちが俳優であるということを忘れた瞬間,それは日本のどこかの誰かの日常の話になる。そしてその瞬間,映画はとても地味になり,派手さは無くなる。
別に派手な演出や映像,効果音など必要ない。だから映画館のスクリーンで観るような必要性も特にない。むしろそういう邦画はよりいっそう自分の日常が感じられるところ,例えば見慣れた自分の部屋などで,休日にゆっくり観る方が満足感が得られるのかもなぁと思います。
もしかしたらそんなところが,邦画はつまらないなんて言われる所以かもしれない。自分は俳優であるということを如何に忘れさせることができるかが,俳優の仕事なのだ。これは映画であるということを如何に忘れさせることができるかが,監督の仕事なのだ。
峯田和伸も出ててすごく良かったし,何と言ってもオカマ役の松坂桃李がとてもいいです。
最後のセリフ,
「あー、人を好きになるって、最悪!」
いいです。笑