こんにちは!

 

5月も終わりそうです。

街の映画館に映画を観に行ってきました!

古い映画館はやっぱりいいです。

迫力のある最新の音はしないしちょっと汚れているけれど。

ナイトショーは人も少なくていい。

映画館まで歩いていく夜道も含めて良いです!

相変わらず私はたそがれています。笑

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盛岡にはレトロな映画館が立ち並ぶ,その名も「映画館通り」がありますが,7年も住んでいたのに数回しか行かなかったことが悔やまれます。

今では古い映画館も減ってしまったらしい。

僕の地元山形の新庄にも,その昔一つだけ映画館があって,お母さんと一緒に仮面ライダーか何かを観に行った記憶がかすかにあります。本当に遠い記憶。

古いものは消えてどんどん新しいものが生まれていく。

当たり前といえば当たり前だけど少し哀しい。

今回観た映画は,「君が生きた証」という映画。

やっぱり音楽やバンド系の映画は,洋画・邦画を問わず無性に観たくなります。

内容はあまり書きませんが,死んだ息子の作った音楽を,父が奏でるという物語です。

音楽がとても良かった。

 

僕が去年の夏に作った曲に,「証」という曲があって,動画をアップしたので是非聴いてください(;´・ω・)

普段からYouTubeを見まくっている僕は,横に表示される関連動画も延々と見てしまいますが,去年の夏はひょんなことから沖縄戦の結構きわどい動画をたくさん見て,それからこの曲を作りました。

人間の短い一生はまるで夏のようだなと思いました。

誰かと過ごす日々もまるで夏のよう。

すぐそこに終わりが待っていると知りながらも今は最高に輝いていたい。

電球の光は,切れる瞬間に一番強く輝くのです。

 

一番怖いのは,実は死ぬことではなくて,生きていたことを誰にも知られていないこと,もしくは忘れられることだと思います。

たとえ親が死んだとしても血は私の中にあります。物理的に,ご先祖様方は自分の中で生き続けています。

血が繋がっていなくとも,自分が生きている限りは死んだ人のことを記憶しておくことができます。

生まれたからには,生きた証をどこかに残したいと誰もが思うでしょう。それが大それたものでなくても。

修学旅行で一度だけ行った沖縄には,亡くなった方の名前や写真がたくさん残っていて,いろんなところに誰かが生きた証がありました。

 

まるで過ぎていく夏のように,人は少しだけ生きます。

 

Masaki Numazawa – 証