笠間焼

こんにちは!

もう2月も後半に突入しましたね。

週末は気温が結構上がるみたいです。春近し!今年は花粉も多いみたいなので早めに対策しましょうね((+_+))

 

やまにヒグラシ堂で取り扱っている焼き物は現在のところ茨城県の笠間焼がメインなのですが,今日はこの笠間焼についての紹介です。

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笠間焼の歴史は古く,江戸時代にまでさかのぼります。

徐々に窯元が増え,陶器の産地として知られるようになっていきますが,戦後外国からのプラスチック製品の流入により急激に勢いを失ってしまったそうです。

しかし関係者の熱意により,陶芸家の育成を行う茨城県窯業指導所が設立されたことをきっかけに笠間焼は復興していきます。それどころか,以前にもまして陶芸家が増え,同時に笠間焼も多くの人の注目を浴びるようになります。

現在ではベテランの陶芸家から若手の作家さんまで,なんと300人近くの陶芸家が暮らす街となっています。作陶のために全国から笠間に引っ越す方も沢山います。

以前の伝統的な笠間焼といえば水がめ,茶壺,すり鉢,徳利など日用的な雑器が多かったのですが現在ではより芸術性を増した花器や茶器など,様々な個性的な作品が作られるようになっていますし,多くの陶芸家がいらっしゃるので,作品の色や形も作り手によって本当に様々です。

ですので,笠間焼の特徴はこう!とか笠間焼はこんな焼き物!とは一言では言い表せません。

笠間焼は,特徴がないのが特徴とさえ言われるほどです。

ただ笠間産の土は鉄分を多く含み,粒子が細かくねばりがあって,焼き上がりの収縮率が高いため,陶器としての強度は高く,焼き物には理想的な土と言われていますので,そういった意味でも笠間焼はおすすめです(^^♪

笠間市は本当に陶器の街なので,見たこともないような大きな陶器市が年に何回も開催されます♪

特に毎年ゴールデンウイークに行われる陶炎祭(ひまつりと読みます)は本当に大きな陶器市で,笠間どころか茨城県下最大の祭りとも言われています。

もうアレです。フェスです。陶器だけでなく食べ物がたくさんあったり生演奏の音楽があったり。大人から子供まで楽しめるお祭りですので,是非行ってみてほしいです!いわゆる“陶器市”みたいな感覚で行くと,本当に度肝を抜かれますよ(^^♪

そして笠間焼と同じくらい,または知名度はそれ以上かもしれない栃木の益子焼の陶器市も,同時期に開催されていて,しかも益子と笠間はそんなに離れていないので,どっちも行くとさらに楽しいですよ(^^♪

笠間の陶炎祭は大きな会場でドーンと開催されるのに対し,益子の陶器市は街全体が会場です。街を歩き回ればそこらじゅうでいろんな陶器,工芸品,食べ物に出会えます。古い建物や蔵を改装したおしゃれな場所もたくさんあって歩くだけでテンションが上がります(*’ω’*)

益子焼も,伝統を受け継ぎつつ現在は様々な個性的作品が多いので,これからもっともっと新しい作品に出会いたいものです♪

仙台からだと,関東方面となるとどうしても東京のイメージが強いのでちょっと距離あるなーって感じがしますが,茨城や栃木って意外と近くて,車でも結構あっという間に着いちゃいますよ!

今年のゴールデンウイークは焼き物めぐりなんかいかがですか~??

陶炎祭公式ホームページ